Base Ball Bearについて

先日Base Ball Bearのライブ、日比谷ノンフィクション3に行ってきました。
高校生の時から唯一ライブに通い続けているのがベボべだったのですが昨年ライブ中に倒れてしまい、それからというものあまり本調子で楽しめなかったこのバンド。そのため4月まで行われていたツアーにも行かなかったのですが(ベボべのツアーに行かなかったのは高校の卒業式の日と被ったとき以来)、野音だったら指定だし楽しめるのではないかなと久々に行ってきました。
本編についてはニコ生されてたので割愛しますが(そもそも指定席のチケットが取れず、立ち見で見ていたのであまり見えなかった)、アンコール1曲目でこいちゃんが「野音でおなじみのこの曲を」と言って始めた『HIGH COLOR TIMES』に何とも言えぬ感動を覚えたのです。

Base Ball Bearって、あまり聞かない人には夏だとか「中高生から支持され思春期特有の虚無感を歌っているバンド」というイメージがあると思うのです。確かにそういう一面もあると思います。でも実はベボべってものすごく曲のふり幅も、歌詞の幅も広いんですよね。
例えばさっき感動したと書いた『HIGH COLOR TIMES』これはインディーズのときに出した1stフルアルバムのタイトル曲です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9577475
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E08013 (歌詞)
イカラはベボべの中でも1位2位を争うほど、個人的に好きな曲です。でもベボべの曲だったらもっと、それこそ思春期特有の虚無感に共感するような曲がたくさんあるのです。その中でもなぜこのハイカラが好きなのだろうかと…、話がそれた。
さきほど、ベボべは曲も歌詞の幅も広いと書きました。ハイカラはその中でも(以下あくまでも私の見解です)意味のない言葉の羅列がなされてる曲だと思うのです。でもその意味のない言葉の羅列が、この曲をとてもなじみがいいものにさせてくれてると思うんですね。聞いててつっかえないというか、上手く言えないんだけど。
ちなみにハイカラは、サビに向かってだんだんと盛り上がり、そしてサビでパンっとはじけるところがたまらなく好きです。野音で聞いたとき、なんともいえぬ感動を覚えた理由は演出にあります。ベボべのライブって曲にアレンジが施されてることが多くて、照明もそれに合わせた演出をしているんですね。でもハイカラではCD通りの演奏に、照明もただあてるだけの演出で…それがぐっときたといいますか。ベボべ的になのか、こいちゃん的になのかはわかりませんが彼らにとっても特別な曲なのかなと思って。

あとは…例えばシングル曲だと『LOVE MATHMATICS』やサカナクションの山口一郎氏とコラボした『kimino-me』


この辺の曲を聞いてると、大人の真剣な遊びといいますか、そんな感じに聞こえるんですよね。

ベボべは夏だけじゃない!思春期の虚無感を歌ってるだけのバンドじゃない!と紹介したかった。